180年の
歴史ある
県内三大市
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加治木の初市は、川辺町の二日市、高野尾町の中の市と共に、県内三大市のひとつに数えられています。その歴史は約180年の天保9年の頃から初市があったとされています。元は「人形の市」とも呼ばれていたため、その名残で現在でも夫婦のだるまを販売するお店が出店しています。初市は毎年旧暦の2月5日に開かれ、現在は3月の第1土曜日と日曜日に開催しています。場所はかもだ通り商店街の他に、はやま通り商店街でも開かれており、地元では「初市の風に吹かれれば風邪を引かない」と言い伝えられています。
"銀座"と
呼ばれた
商店街
当時のかもだ通りは、劇場やレストラン、デパートなど数多くのお店が並び、かつて『かじき銀座』と呼ばれていました。お洒落な衣装を身にまとい、多く人々で賑わいを見せていました。また行事も多く、夏を代表する伝統芸能『太鼓踊り』や『かもだ夏祭り』なども開催され、地域一帯となって『人に優しい、自然に優しい、かもだ想い通り商店街』を作ってまいりました。
これからの
商店街の
ありかた
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地方の近隣型商店街が著しく減少する一方で、大都市部の超広域型商店街が大型化し、大都市圏では商店街数・店舗数共に増加するといった商店街の二極化が進行しています。昭和の良き時代に活気のあった全国の商店街は、空き店舗が中心になり「シャッター商店街」などと呼ばれています。今日の商店街が抱える問題の深さ、難しさを克服するには、あらためて商店街は誰のもので、何のために活性化しなくてはならないのか、今後はどのような役割・使命を担う必要があるのか、商店街を定義しなくてはならない時を迎えていると考えています。